地方の学生が東京に出てきて就職活動をするパターンも増えてきています。地方では思ったように就職先が見つからず、仕事の数が多い東京まで出てきて職探しをするからです。
地方の学生が東京で就職活動をする場合は、どのような点に注意をして就職活動を続けていったらよいのでしょうか。
目次
2016年度の地方と東京の就職事情と統計
団塊の世代の大量退職に伴って、求人倍率は増加傾向にあるものの求人数は地方によって偏りがあります。
地方と東京とでは就職事情が異なり、地方は人口減少に伴って就職先がみつかりにくくなっているのが現状なのです。地方と東京の就職事情と統計について詳しく見ていきましょう。
地方学生の東京での就職事情
地方の学生で東京に出てきて就職活動を行っている割合は学生全体の約4割程度にとどまります。
地元就職をしない理由については働きたいと思う魅力的な企業が少ない、都会の方が何かと便利だからなど都会で働くメリットに惹かれて東京での就職活動を進める学生が多く見られます。
本当は地元で就職したい若者たち
なぜ地元の学校を卒業したにもかかわらず学生が東京での就職を希望するのかは、地方の経済状況の厳しさが関係していると考えられます。
地方で安定した職を得るには公務員か医療関係しかなく、それ以外の一般企業の仕事は魅力が感じられないという回答が目立つのです。
本当は仕事内容が魅力的で待遇も安定していれば地元企業での就職も考えることができるのですが、そのような仕事が地方には少ないため東京に出て就職活動を行うのです。
状況して就職するメリット3つ
地元で就職をすれば親もとから通えますので経済的にも余裕ができますし、便利な点も多々あります。それなのに敢えて生活費のかかる東京で就職するメリットはあるのでしょうか。
選択肢が増える
日本は東京に全ての物や人が集中しています。それだけ仕事の数も多くあるため、仕事の選択肢も多いのです。
たとえば地方では働ける場所が限られており、万が一努めている会社が倒産してしまったり、リストラされることになってしまったりした場合、次に働くところをみつけるのが大変です。
その点東京は仕事の数も多いですから万が一努めている会社をクビになってしまった場合でも、次の仕事先が見つけやすいのです。また仕事の種類も豊富ですからさまざまな職を経験して自分に合った仕事を見つけることも可能になります。
お給料が良い
東京周辺は地方で生活するのと比べてお給料面で優遇されています。同じ職業でも地方の平均年収と比べても東京で働く平均年収のほうが高いのです。場合によっては年収で倍以上の差がつくこともあります。
また東京は人も物の多いですから仕事が順調にいけばお金を稼ぎやすいのです。その点に魅力を感じて東京への就職を決める学生も少なくありません。
刺激が多い、遊べるスポットが多い
地方の学生が東京に出てきて感じるのは地方にはない刺激的なものが多く東京にあることです。ショッピングセンターや遊ぶスポットも数えきれないほどありますし、公共交通手段も発達していますので、電車やバスを使っていきたいところに簡単に行けます。
地方では限られていた遊び場も東京なら多く見つかりますので、休み野時にいろいろなスポットに出かけられますし、遊び友達も見つけやすいのです。
心がけておきたい注意点
東京には働く場所も多いですが、遊ぶ場所もたくさんあります。地方から上京してきた学生は東京での就職活動の際にどのような点に注意したらよいのでしょうか。
地理に強くなる
東京はほぼ電車やバスを使って移動します。電車やバスの路線も複雑ですから地方から出てきた学生は道に迷ってしまうこともあるでしょう。
今はスマホを利用すれば地図や路線検索も簡単にできてしまいますが、それでも或る程度路線図や地図が読めた方が目的地まで到着しやすくなります。
就職活動の時はさまざまな企業を訪問すると思いますので、地図や路線図がしっかりとよめるようになっておくとよいです。
誘惑に負けないこと
東京は人や物が集中しますが、詐欺被害なども多いのが現状です。特に地方から出てきた純粋な若者を狙った詐欺なども後を絶ちません。
東京で親しく話しかけてくるような人は少しくらい警戒心を持って対応しておいたほうがいいのです。また遊び場も多いですから遊びに没頭するようになると際限なくお金を使ってしまう学生も少なくありません。
まとめ
東京は就職先としても住む場所としても魅力的な都市ですが、自分をしっかりと確立していないと物や人の誘惑に負けてしまうことになります。東京での就職を希望するのなら単なる憧れだけではなくきちんとした信念を持って活動にいそしむことです。
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